「こども宅食」活動に協力する認定NPO法人スチューデント・サポート・フェイスの谷口仁史代表理事(中央)ら=佐賀市白山

 経済的に困っている子育て世帯に食品を届ける「こども宅食」の県内の取り組みで、5月から武雄市の認定NPO法人スチューデント・サポート・フェイス(SSF)が加わったプロジェクトが始まった。不登校やひきこもりの若者に訪問支援するSSFのノウハウやネットワークを生かし、これまで佐賀市内中心だった支援の輪を県全域に広げる考えだ。

 こども宅食は一般社団法人「こども宅食応援団」(佐賀市)が行い、支援が必要な家庭に定期的に食品を届けている。県内では、佐賀市を中心に二つの団体などと連携して取り組んでおり、今回で3例目。新型コロナの影響で宅食ニーズが高まったため「さが・新型コロナこども緊急支援プロジェクト」として始めた。

 家庭に届ける食品は、食品ロスの削減や有効活用に取り組む団体「フードバンクさが」とグリーンコープ生協さがが提供し、初回は5月11日に発送。コメ2キロやスパゲティの麺やソース、お菓子などを届けた。6月中旬までに、全100セットを届ける。

 SSFの谷口仁史代表理事(43)は「活動は、行政や民間が行う支援のはざまにいる人を対象にしている。こども宅食を切り口に食事以外のサポートにつなげたい」と話した。

 こども宅食応援団の事務局は「佐賀ではこれまで、校区単位での支援だったが、今後は県全域を対象に支援を広げることができる」と話した。

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