伊万里湾を東西で結ぶ伊万里湾大橋。橋の西側には埋め立てて造成された伊万里団地(左)が広がり、対岸の七ツ島工業団地(右奥)とともに多くの企業が進出し、発展してきた=伊万里市(小型無人機使用、高度約150メートル) 

 

 湾奥部に架かる白いアーチが地域のシンボルとして抜群の存在感を放つ。伊万里市の伊万里湾大橋は、東西にある工業団地を短距離で結び、港湾機能の一体化を図る目的で建設された。伊万里港臨港道路久原・瀬戸線の一部として1991年2月に着工し、2003年に暫定2車線で供用開始。その後も4車線化に向けて工事は続き、15年に完成した。
 橋は全長約650メートル、幅約21メートルでアーチ橋としては九州最大級。開通によって東西地区間の移動が約30分短縮されたほか、物流が効率化し、従来のルートだった市街地の渋滞が緩和された。市民生活の向上と地域経済の活性化につながり、整備が進む西九州自動車道によって、さらに利便性は高まっている。
 伊万里市や佐賀県は湾岸を埋め立てて造成した用地に企業を誘致。東岸の七ツ島工業団地には、造船や鋼鉄などの工場が立地し、国際コンテナターミナルが隣接する生産と物流の拠点になった。西岸の伊万里団地には木材や水産加工、半導体などの企業が進出。伊万里港はアジアに開かれた拠点港としての歩みを強めている。

1996年に空撮された伊万里港一帯。建設中の伊万里湾大橋や整備が進む伊万里団地が確認できる(伊万里市広報誌より転載)
 

 

地元住民らが見守る中、伊万里湾大橋の中央アーチ部が架かり、湾の両岸がつながった=2000年11月22日

1996 → 2020

1997(平成9)年 
 
七ツ島地区にコンテナターミナル完成

1998(平成10)年 
 久原地区に伊万里団地が完成

2003(平成15)年 
 伊万里湾大橋が暫定2車線で開通

2015(平成27)年 
 伊万里湾大橋の4車線化が完了

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 移ろいゆく時とともに、街も表情を変えていく-。小型無人機「ドローン」を使い、令和になった新しい時代の佐賀の街並みと、ひと昔前の風景とを並べ、街の息吹を伝えます。

 
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