最大規模の降雨やため池が決壊した場合の浸水予測が示された大町町の「防災マップ」

最大規模の降雨やため池が決壊した場合の浸水予測が示された大町町の「防災マップ」

 昨夏の佐賀豪雨で深刻な浸水被害に見舞われた大町町の新しい「防災マップ」(ハザードマップ)ができた。大雨時の浸水予測に加え、ため池が決壊した場合の浸水や水の到達時間も想定した。地震の震度想定など新たな内容を加え、町の防災情報を一冊にまとめた。

 国が浸水想定区域、県が土砂災害特別警戒区域を見直したことに伴い、12年ぶりに改訂した。B4判、24ページで、浸水想定や土砂災害の警戒区域を色分けし、避難所などを示した1枚の地図も添えている。3500部作成し、約2600世帯に配布した。

 大雨の浸水想定は水防法改定によって「想定し得る最大規模の降雨」で予測された。六角川流域は従来の「2日間の総雨量が465ミリ」から「6時間の総雨量が424ミリ」になり、浸水深を(1)0・5メートル未満(2)0・5メートル以上~3メートル未満(3)3メートル以上~5メートル未満-の3区分に色分けした。

 町西部の方が浸水深は深く、佐賀豪雨で最大2メートル程度浸水した下潟や中島地区は「3メートル以上~5メートル未満」となった。町西部では国道34号沿いは「0・5メートル未満」で、それ以南は「0・5メートル以上~3メートル未満」と想定されている。

 ため池は町北部に10カ所以上あり、決壊して全ての貯水が流出する想定で予測した。浸水深は0・2メートル未満から5メートル以上まで7区分で色分けし、水の到達予想時間も示した。多くの避難所が「0・5メートル~1メートル」浸水するとみている。

 県内にある五つの断層ごとに震度を予測し、「佐賀平野北縁断層帯」で地震が起きた場合、町の7割程度で震度7となることを予測している。

 避難情報の警戒レベルの違いや避難のタイミング、非常時の持ち出し品なども紹介している。

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