学生寮「久敬社塾」の塾監になった山﨑信也さん=神奈川県川崎市の同塾

 唐津市から関東に進学した大学生を中心に受け入れる学生寮「久敬社(きゅうけいしゃ)塾」(神奈川県川崎市)の塾監に、4月1日に就いた。新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言が発令される1週間前。住み込みで、感染防止を最優先に寮生たちの生活を支えている。

 「外出自粛を」―。緊急事態宣言中、寮生に向けて玄関に張り紙をした。手洗い、マスクの着用を励行し、寮内で感染者を出さないために注意喚起を続けた。大学の休校などで、学生はほぼ寮内で生活する。感染防止と合わせて、生活リズムにも気を掛けた。

 唐津市浜玉町出身。横浜国立大卒業後、神奈川県内の小学校で教壇に立った。自身も塾OBで、50人近い寮生と暮らした。

 相部屋をなくした現在の定員は40人弱。当時と比べ経済情勢が変化したことや、1人暮らしを求める傾向が強まった。現在の寮生は8人。「寮生減は存続に関わる課題。大きな岐路にある」。出身地の要件緩和など学生増を模索する。

 「おそらく、関東圏では全国一安価な寮費だと思う」。1日2食付きで寮費は月額3万5千~4万5千円。寮の魅力を発信するのも大切な役目だと感じる。「緊急事態宣言中も、寮だから安心できた学生もいたはず」

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