前売り券について「これから先の楽しみになれば」と話す北川健太社長=嬉野市の旅館「大村屋」

ビートルズの名曲にちなんで「HELP!旅館大村屋」と銘打ち、2年間の期限付きの前売り券を売り出している

 嬉野市の老舗旅館「大村屋」が、2年間の有効期限付きで企画した前売り券が好調な売れ行きを見せている。「新型コロナウイルスが収束してから楽しんで」と呼び掛け、4月の発売から100件を超える申し込みが寄せられている。

 北川健太社長(35)が大好きなビートルズの名曲にちなみ、「HELP!旅館大村屋」と銘打って売り出した。3万、5万、10万円の3種類で、それぞれ10%分を上乗せしており、宿泊のほか、入浴と料理を楽しむ日替わりプランでも利用できる。

 リピーターを中心に自分用やプレゼント用として県内外から予想を上回る申し込みがあり、北川社長は「私たちが助けてもらっている。これから先の楽しみとして、コロナ禍を過ごすモチベーションになっているのでは」と話す。

 大村屋は4月の宿泊客数が前年同月比で約90%減となるなど厳しい経営を余儀なくされる中、前売り券のほか、テレワークプランや家族連れの子ども料金を無料にするキャンペーンなども打ち出している。

 北川社長は「厳しさから思考停止に陥りそうにもなるが、前向きな姿勢を見せていきたい」と力を込める。 

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