傍聴席に設置された聴覚障害者向けの「文字情報用モニター」。登壇者の発言が文字に変換されて表示される=佐賀市議場

 佐賀市議会は2日、聴覚障害者の議会傍聴を支援する「文字情報用モニター」を傍聴席に設置すると発表した。定例議会が開会する5日から運用を始める。

 議会運営委員会で報告した。モニターは43インチで、登壇者の発言を順次、文字に変換して画面に表示する。市役所で使用している「赤外線補聴システム」「会議録作成支援システム」が、精度の高い集音マイクと、文字変換ソフトとして転用できることから導入した。モニター前に18人分の利用者優先席を設ける。

 5月19日に県聴覚障害者サポートセンターや県難聴・中途失聴者協会の関係者4人に使ってもらい、表示する文字を大きくするなど工夫をしたという。

 同様の設備は県議会や唐津市議会で既に使われている。議会事務局は「2年前から検討し、費用対効果が高いことから導入した。発言の内容通りに変換する精度は7~8割程度で、完璧ではないが、傍聴者に優しい議会になる第一歩になれば」と話す。

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