営業を再開した旅館。玄関で宿泊客の体温検査を行っている=太良町の旅館「蟹御殿」

 新型コロナウイルス対策で一斉休館していた太良町の旅館が1日、約1カ月半ぶりに営業を再開した。各旅館はマスク着用、宿泊客の検温など感染拡大の防止策を取り、町民の宿泊料を補助する町の応援事業も始まった。

 町内の9軒でつくる竹崎かに旅館組合は、4月20日から5月末まで一斉に休業した。県境をまたぐ往来は、自粛するように求められていたため、自主的に休業する道を選んだ。この間、売り上げはゼロだが、カニのいけすの維持や、大型冷蔵庫の電気代など固定費負担がのしかかったという。

 このうち、旅館「蟹御殿」では、荒川信康社長(50)が営業前に「やるっきゃない」と従業員らに呼び掛けた。「『コロナと付き合っていく』を考えながら、心身の癒やしやくつろぎという旅館が提供できる価値に向き合っていきたい」と話した。

 町が打ち出す「応援キャンペーン」のプランは1泊2食付きで1万円。うち8千円を町が補助する。町によると、1日現在で町民750人の予約が入った。各旅館で、キャンペーン実施日を決めていることもあり、事前に確認と予約が必要となる。

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