佐賀県知事賞を受賞した佐賀市の森山南斗さんと漢字「呉鎭詩」=県立美術館

優秀作310点を並べた県書道展の会場=県立美術館

 「梧竹・蒼海顕彰第28回佐賀県書道展」(佐賀新聞社主催)の後期展示が2日、佐賀市の佐賀県立美術館で始まった。2年連続で一科の最高賞に相当する佐賀県知事賞となった森山南斗(なんとう)さん(26)=佐賀市=の漢字「呉鎭詩」など前期から引き続き展示される入賞作を含め、力作310点が並ぶ。入場無料、6日まで。

 委嘱部門で大賞に輝いた北村美弥子さん(太良町)の少字数書「泉」や準大賞と佐賀新聞社賞、一般公募の特別賞受賞作、顧問・審査会員作など107点は前期から通して飾る。佳作以上の作品と委嘱作家らの作品を入れ替えた。

 森山さんは鹿児島県出身で、大東文化大卒。日展で2018年から2度入選、今年は全国規模の書道団体「謙慎書道会」で最高賞の西川賞を受賞するなど活躍する。受賞作は、線の太さや文字の疎密を自在に操り、白を生かした力強さが目を引く。

 森山さんは「余白と墨の密度の組み合わせや、全体のバランスに注意した。楽しんで書いている」と笑顔を見せ、今後について「書道をもっと身近に感じてもらえるよう、かなのユネスコ無形文化遺産登録に向けて力を尽くしたい」と話していた。

 例年開いていたギャラリートークは、新型コロナウイルス感染予防のため中止する。問い合わせは佐賀新聞プランニング内の県書道展事務局、電話0952(28)2151。

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