佐賀県は、新型コロナウイルスへの対策を盛り込んだ避難所の運営マニュアルの指針をまとめた。発熱や咳などの症状がある人や、感染者の濃厚接触者に該当する人のために専用避難所の設置を求めている。県内5保健福祉事務所と市町が連携し、健康な人と感染疑いのある人を分けて避難させる仕組みをつくる。

 専用避難所は、通常の避難所とは別の施設を想定しており、専門のスタッフがケアや食事の提供などを行う。施設の確保が難しい場合は、通常の避難所の中に動線を分けた専用スペースを設けるよう示している。

 各市町が県の指針に沿って専用避難所を開設した場合、新型コロナ対応に当たる県内の保健福祉事務所が、感染疑いのある人に専用避難所へ避難するようあらかじめ伝える。

 また指針では、ほこりからの感染を防ぐためスリッパや段ボールベッドの使用を推奨。避難者やその家族ごとに16平方メートルを確保したり、飛沫(ひまつ)感染を防止する仕切りを設けたりする方法を例示している。

 梅雨で災害が起きやすくなる出水期を前に市町はマニュアルづくりを急いでおり、その参考にしてもらおうと県が作成した。5月28日に各市町に通知した。

 6月1日にあった県の対策本部会議で、大川内直人健康福祉部長は「県と市町が一体となって感染症対策に取り組んでいく」と述べた。

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