全小中学生に家庭でオンライン授業が受けられる環境整備を進めることなどを発表した小松政武雄市長=市役所

 武雄市は、全小中学生に家庭でオンライン学習ができる環境を整備する。新型コロナウイルスの感染拡大による休校に備え、7月中にWi-Fi(ワイファイ)環境がない家庭にルーターを貸与する。全中学生に民間のオンライン学習教材(スタディーサプリ)も導入する。

 武雄市の小学生は2733人、中学生は1254人で、全員にタブレット端末を貸与している。オンライン学習を先行している北方中での調査から、2割程度の家庭にWi-Fi環境がないとみられるため、約800台のルーターを購入して貸与する。不登校対応や平常の授業にも活用し、新たな学びの方法を探る。通信費などを含めた予算は2573万円。

 スタディーサプリでは主要5教科の授業の動画を見たり、テストを受けたりすることができる。既に3校が導入済みで、残る2校の768人分をリクルート社と契約する。活用方法は学校の実情に合わせ、協議しながら進める。予算は430万円。

 市は既に北方中でオンライン授業の試行を重ねており、そのノウハウを全小中学校に広げる。記者会見した小松政市長は「コロナは第2波も懸念されている。どんな状況でも子どもたちの学びを保障していきたい」と話した。

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