大雨による大規模災害を想定して行われた図上訓練=佐賀市の県警本部

 佐賀県警は1日、大雨で大規模災害が発生した想定で、初の図上訓練を佐賀市の県警本部で実施した。訓練の日時や想定などを事前に知らせないブラインド方式で実施し、関係部署の職員62人が各機関との連携など対応を確認した。

 5月31日から県内に猛烈な雨が降り、翌6月1日午前8時には大雨特別警報が発表、県内の複数箇所で災害が発生したとの想定で実施した。午前6時に非常招集がかけられ、職員は浸水で車が使えないとの想定で徒歩で県警本部に登庁し、午前7時40分すぎに災害警備本部を設置した。

 訓練では、車両の水没や冠水など八つの災害への対応などを確認。大町町の民家に土砂が流入し、住民を救助する訓練では、実際に県警ヘリコプターを出動させ、被災現場では機動隊が救助手順を確認した。

 またSNS上の未確認情報への対応も訓練し、「ペットショップから体長3メートルのヘビが逃げ出した」との情報について真偽を確める手順をチェックした。

 昨年8月の佐賀豪雨では、災害警備本部を立ち上げた8月28日から解散した9月11日まで、災害に関する110番が290件に上ったという。警備2課の北島孝浩警備対策官は「昨年の災害では情報を精査することが難しかった。関係機関との連携を高めて備えたい」と話した。

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