演武会で稽古の成果を披露した弘学館剣道部3年生(右)に、下級生から記念のメダルが贈られた=佐賀市のSAGAサンライズパーク総合体育館剣道場

約1カ月ぶりの練習試合に汗を流す佐賀学園と北陵のサッカー部員=佐賀市の佐賀学園高グラウンド

 佐賀県内の部活動で、新型コロナウイルスの影響で自粛されていた対外試合が30日、約1カ月ぶりに解禁された。佐賀県高校総体と全国高校野球選手権佐賀大会の代替大会「SSP杯県高校スポーツ大会」の開幕まで2週間となり、各校では練習試合が行われ、運動場や体育館に声援が響いた。受験や就職活動に向け、5月末で退く3年生の引退式を開くチームもあった。

 来月13日に予定されているSSP杯サッカーの1回戦を見据え、佐賀市の佐賀学園は北陵と3試合を組んだ。1年生にとっては初めての試合で、全力でボールを追う部員にベンチの応援も白熱した。大家裕司監督は「試合という目標があることで部員のモチベーションが上がり、練習にも力が入る」と手応えを話した。

 「試合はやっぱり楽しい。連携や課題の確認ができて、チームワークも良くなった」。佐賀商野球部の山下祐弥主将は、東明館と2試合をこなした後、こう感想を述べた。夏の甲子園が中止になり、代替大会が開かれないことが決まった福岡県では、多くの野球仲間が引退しているといい「僕たちは(SSP杯があるため)恵まれている。この大会でしか手に入らないトロフィーをとり、高校に残したい」と力を込めた。

 SSP杯への参加を見送った進学校の弘学館では、剣道部が3年生のために引退式を兼ねた演武会を初めて開いた。保護者も見守る中、掛かり稽古や立ち合いで存分に竹刀を振るった。下級生から記念のメダルを贈られた岡田真輝さん(3年)は「集大成を見せる場になった。普通に練習や試合ができることは、ありがたいことだと思ってほしい」と感謝の言葉を述べた。

 SSP杯は6月13日に開幕し、7月30日まで各地で29競技30種目が行われる。

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