小水力発電所の建設工事の安全を願い、玉串をささげる多良正裕代表=吉野ヶ里町松隈

 吉野ヶ里町松隈で小水力発電所の建設を進めている「松隈地域づくり株式会社」は30日、同地区の建設予定地で地鎮祭を行った。地区住民ら約10人が集まり、工事の安全を願った。

 同地区は、少子高齢化で農地や水路などの維持が難しくなったため、小水力発電所を建設し、売電した収益で維持費を賄う。昨年10月に事業主体となる株式会社を地区の全40世帯で設立した。

 6畳ほどの広さの小型コンテナを設置し、中に発電機を据える。年間約750万円の収益を見込む。新型コロナウイルスの影響で手続きが遅れ、当初は4月着工の予定が6月半ばになり、9月末の完成予定。10月末の稼働開始を目指す。

 地鎮祭では、住民らが一人ずつ玉串をささげた。会社代表を務める多良正裕さん(69)は「小水力発電で自立した集落づくりを目指し、5年後、10年後を見据えた体制づくりに取り組んでいきたい」と話した。

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