最高賞の県高校美術連盟賞に輝いた唐津東2年の松永李音さんの作品

体育館に作品を広げ、候補作を選ぶ美術教諭ら=佐賀市天祐の佐賀北高

 第73回佐賀県高校スケッチ大会の審査会が30日、佐賀市天祐の佐賀北高で開かれた。県内32校の美術部員が自宅周辺や学校で描いたスケッチ420点が集まり、最高賞の県高校美術連盟賞には唐津東2年の松永李音(りお)さんが輝いた。

 鹿島市の肥前浜宿を会場に予定していたが、新型コロナウイルス感染防止のため、生徒を集めず作品を募集した。誰もいない学校の廊下や自宅の窓ガラスに映った自分の姿など、思い思いの景色に心象風景を重ねた作品が並んだ。

 四つ切りサイズの作品を体育館の床一面に広げ、美術教諭14人が12枚ずつ選んだ候補作から、3人の審査員が受賞作を決めた。1席になった松永さんの作品は、唐津市中心部の飲食店街を詩情豊かに切り取っている。2席の県造形教育研究会賞には、佐賀北高1年の一ノ瀬陸さんが選ばれた。

 審査員を務めた致遠館高の小林稔教諭(42)は「普段の大会と違い、場所や時間帯も多彩で異種格闘技戦みたい。自分と向き合い、絵を描く喜びを詰め込んだ作品が集まった」と話していた。

このエントリーをはてなブックマークに追加