新型(しんがた)コロナウイルスによる臨時(りんじ)休校期間(きかん)を家庭(かてい)でどう過(す)ごしたのか。昨年度(さくねんど)からNIE(教育(きょういく)に新聞(しんぶん)を)の実戦(じっせん)に取(と)り組(く)む嬉野市(うれしのし)の塩田(しおた)小(橋本幸雄校長(はしもとさちおこうちょう))の5年生26人が「はがき新聞」を作(つく)って発表(はっぴょう)しました。

はがき新聞を制作した塩田小5年1組の生徒たち=嬉野市塩田町の同校

 きょうだい4人でトランプを楽(たの)しんだこと、ギターに挑戦(ちょうせん)したこと、家(いえ)の掃除(そうじ)を頑張(がんば)ったこと…。A5判(はん)の用紙(ようし)に、休校中の出来事(できごと)をつづった文章(ぶんしょう)を書(か)き、イラストや見出しも付(つ)けて実際(じっさい)の新聞のように仕上(しあ)げました。食事前(しょくじまえ)の手洗(てあら)いで感染予防(かんせんよぼう)を呼(よ)びかけるものもあります。
 おかし作りや宿題(しゅくだい)のことを取(と)り上(あ)げた北和佳乃(きたわかの)さん(11)は「ちょうどいい量(りょう)で書きやすかった」。児童(じどう)クラブでピアノを弾(ひ)いたという森夏澄(もりかすみ)さん(10)は「もっとカラフルな絵(え)にしたい」と次回(じかい)へのアイデアを膨(ふく)らませていました。アイデアいっぱいの16作品(さくひん)を紹介(しょうかい)します。


■休みの過ごし方のヒントに

 塩田小5年1組 富永久美教諭

 

 今回(こんかい)、長(なが)い休みがあり、子どもたちの中に、どう過(す)ごすかを悩(なや)んだ子もいました。一方(いっぽう)で、自分(じぶん)なりに工夫(くふう)して過ごしていた子も。もし、また臨時休業(りんじきゅうぎょう)があったときに友達(ともだち)の過ごし方(かた)を知(し)っていれば、「○○さんがやっていたな。私(わたし)もやってみよう」と休みの過ごし方のヒントになるかと思(おも)い、「はがき新聞」にまとめさせました。
 子どもたちは友達に教(おし)えたいという気持(きも)ちで楽(たの)しみながら書(か)き、「こんな過ごし方もあるのか!」という反応(はんのう)も見られました。次(つぎ)の土日に早速(さっそく)、友達がやっていたことをまねしてやってみた子もいました。
 こんな時(とき)だからこそのテーマで、子どもたちが今(いま)だからこそ作(つく)ることのできる新聞づくりができたように思います。

教室の後ろには、記事のスクラップや感想などを書き込んだ紙が掲示されている=嬉野市塩田町の塩田小
廊下には生徒が項目ごとに分類した記事が並ぶ=嬉野市塩田町の塩田小



■友達に伝える工夫に感心

 NIEアドバイザー 田中裕子(西郷小校長)

 塩田小学校5年生が書(か)いてくれた「はがき新聞」を読(よ)むと、皆(みな)さんの休校中の過(す)ごし方(かた)が浮(う)かんできました。今回(こんかい)のめあては「自粛(じしゅく)中に家庭(かてい)でどのように過ごしたかを友達(ともだち)に知(し)らせよう」でした。楽(たの)しかったことや工夫(くふう)したことを何(なん)とか友達に知らせたいという気持(きも)ちが表(あらわ)れていました。
 まず、見出しの工夫で、読みたい気持ちがぐっと高(たか)まります。「自分(じぶん)でピザをつくったよ」とすると、ピザを作(つく)ったことがない人は読んでみたくなります。「トレーニング」とすると、やったことがある人はどんな内容(ないよう)なのか知りたくなります。また、題字(だいじ)に「自粛新聞」のように今(いま)ならではの言葉(ことば)を使(つか)ったり、記事(きじ)を問(と)いかけから始(はじ)めたりと工夫されています。はがき新聞は、書く量(りょう)が少(すく)ないので相手(あいて)に伝(つた)わるように表現(ひょうげん)や文章(ぶんしょう)を吟味(ぎんみ)することになり、今後(こんご)文章を書くときに生かされます。
 コロナ防止(ぼうし)のための臨時休業(りんじきゅうぎょう)はこれからも起(お)こる可能性(かのうせい)があります。塩田小の皆さんの記事を参考(さんこう)に、学校や自宅(じたく)でできることを考(かんが)えてみましょう。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

 

 

 

 

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