小城公園付近に設置された防犯カメラ=小城市

 佐賀県警は6月1日から、小城市の小城公園周辺に防犯カメラ10台を設置して効果を検証する事業を始める。一定の地区に集中的にカメラを設置して検証する取り組みは、県警として初めて。期間は約6カ月で、住民などへの聞き取り調査やアンケートを実施して結果を取りまとめる。

 29日の定例会見で発表した。小城公園周辺を選定した理由について石橋憲茂生活安全部長は、小学校や大学などが密集していることなどに触れ「子どもや女性に対しての声掛けやつきまといの増加が懸念される」と説明した。

 県警によると、小城公園付近では昨年1年間で車上狙いなどの刑法犯が30件、声掛けやつきまとい事案が3件。過去5年で発生した小城署管内の刑法犯などのうち、公園周辺が約2割を占めているという。

 県警は今年2月、県防犯協会と小城市、防犯用設備を取り扱う「創新」(鳥栖市)と覚書を締結。データを目的外で利用しないことを決めており、石橋部長は「防犯目的で監視カメラではない」と述べた。カメラが作動していることを看板で表示する。検証終了後も設置を継続するかどうかは、管理する小城市が判断するとしている。

 このほか、6月1日から7日までを横断歩道での歩行者保護などを強化する週間とし、県内一斉の取り締まりなどを行うことも発表した。

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