佐賀県有明海漁協南川副支所でオスプレイ配備計画の説明会を終え、記者からの質問に応じる広瀬律子九州防衛局長(右中)=29日午前、佐賀市川副町の同支所

九州防衛局による説明会を終え、記者からの質問に応じる佐賀県有明海漁協南川副支所の田中浩人運営委員長=29日午前、佐賀市川副町の同支所

 佐賀空港への自衛隊輸送機オスプレイ配備計画を巡り、九州防衛局の広瀬律子局長は29日、駐屯地候補地の地権者が在籍する佐賀県有明海漁協南川副支所(佐賀市川副町)を訪問し、運営委員らに計画の概要を説明した。田中浩人運営委員長は個人として反対の立場は変わらないとしつつ、支所内で話し合いを持つ考えを示した。

 説明会は非公開で、関係者によると、広瀬局長が約30分にわたり、島しょ防衛におけるオスプレイの必要性や、佐賀空港に配備する理由を説明し、計画への理解を求めた。支所からは運営委員など幹部ら約20人が出席したが、質問や意見は出なかった。

 自衛隊との空港共用を否定した協定を県と結んでいる漁協に対し、防衛省は昨年9月から全15支所で順次、説明会を開いている。

 南川副支所は計画に反対の立場を表明し、防衛省から説明を聞くことに消極的だった。終了後、田中運営委員長は記者団に「国防のためと言われればそうかなと思うが、なぜ佐賀空港なのかという気持ちもある」と述べた。説明を聞いての心境の変化を問われ「ないとは言わないが、それがどの部分かはコメントを控える。今後、運営委員会で話し合う」とした。

 一方、広瀬局長は「説明できたのはよかった。誠心誠意やらせていただいた」と感想を述べ、今後については「協定の変更に向けた県と漁協の協議が進んでいくのかなと思う」とした。

 説明会は早津江支所が残っており、6月3日に開かれる予定。

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