11年ぶりに改訂した小城市のハザードマップ。浸水や土砂災害の恐れがある場所を図示している

 小城市は、浸水や土砂災害の恐れがある場所を地図に示した防災ハザードマップを改訂し、市内全域の約1万6千世帯に配布した。改訂は2009年のマップ作成から初めて。事前の備えとして災害時の行動計画や家族との連絡手段、持ち出し品などを各自で書き込めるページを新たに設けた。市防災対策課は「身近な災害リスクを認識して、避難行動に役立てて」と話している。

 基準の総雨量は、水防法の改定に基づき「想定し得る最大規模」とした。六角川流域の場合、従来の「2日間で465ミリ」から「6時間で424ミリ」と大幅に引き上げ、浸水の恐れがある範囲や深さを7段階に色分けして表示した。

 A4判、61ページの冊子に情報をまとめ、気象情報の入手方法や備蓄品リスト、避難勧告などの発令基準も掲載した。指定の避難所に行けない人のため、自宅の2階などに避難する際の注意点も載せた。

 昨年8月の豪雨では、市内で600棟を超える家屋が浸水し、ピーク時には466人を避難所で受け入れた。市は新型コロナウイルス感染対策として避難所の拡充を検討している。避難する際にはマスクや体温計を持参し、安全な場所に住んでいる親戚や知人宅への避難も呼び掛けている。

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