言葉の世界に引き込まれていく

 国語辞典(じてん)をつくる人を、「ことばハンター」というそうです。この本は、そんな辞書の仕事をする作者が日々、生き物をつかまえるように新しい言葉を見つけていくエピソードがたくさん出てきます。例えば、街に出て読めない漢字の看板(かんばん)を見つけると、写真を撮(と)っておき、字の読み方や意味を知ろうとします。
 さらに、新しい言葉を発見したら、辞典に載(の)せられるかどうかを見極(みきわ)め、自分の表現(ひょうげん)で簡潔(かんけつ)な説明文をつくります。最近は「やばい」「ハンパない」という言葉をよく使うようになりましたね。こういう現代(げんだい)言葉も国語辞典には載っています。
 辞書をつくる過程(かてい)が、クイズ形式で書かれているので、考えながら楽しめる本です。言葉の世界にどんどん引(ひ)き込(こ)まれていくことでしょう。
 世の中は、本やインターネット、テレビや新聞などいろいろな情報(じょうほう)であふれています。身近にある言葉の意味を、一緒(いっしょ)に考えてみませんか。(司書ネットワーク課 末永涼子)

 

【ほかにもこんな本をおすすめ!】

▽きみを強くする30のことば 齋藤孝/監修(日本図書センター)
▽13歳からの「差がつく!言葉えらび」レッスン 覚来ゆか里/作(メイツ出版)
▽自分で考え、自分で書くためのゆかいな文章教室 今野真二/作(河出書房新社)
 


 【図書館へ行こう】

 紹介している県立図書館の本は、皆さんが住んでいる市や町の図書館からも借りることができます。本の世界に触れてみてください。問い合わせは県立図書館、電話0952(24)2900。

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