佐賀空港への自衛隊輸送機オスプレイ配備計画を巡り、佐賀県の山口祥義知事は28日の会見で、県有明海漁協の徳永重昭組合長に対し、防衛省による漁協各支所への説明会が終わった後に「一定の整理をつけていただきたい」と述べた。6月の役員改選で徳永組合長は交代するが、その前に漁協内部で議論の進め方を定めるよう求めた形だ。

 自衛隊との空港共用を否定した協定の当事者である漁協に対し、防衛省は15支所ごとに説明会を開いており、29日の南川副支所、6月3日の早津江支所で全て終了する。一方、漁協は役員改選を迎え、6月26日の総代会で新体制となり、徳永組合長も定年に伴い、交代する。

 山口知事は、徳永組合長が交代する前に「防衛省から説明を聞いて終わりではなく、その後どういう方向性で議論していくのか、少なくとも考えていただきたい」と求めた。「(要請の受託について)はっきりしてと言っているわけではない」とも付け加えた。

 総代会後は「これからの交渉次第だが、新しい組合長にお会いし、しっかり説明させていただきたい」との考えを示した。

 駐屯地予定地の地権者が在籍する南川副支所への説明会が29日に開かれることに関しては「防衛省には(支援策など)金の問題ではなく、国防上の必要性について漁業者に正面から話をしてほしい」と注文した。

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