出荷されずにすき込まれたタマネギ畑の中で、琵琶を奏でる北原香菜子さん=白石町福田

出荷されずにすき込まれたタマネギ畑の中で、琵琶を奏でる北原香菜子さん=白石町福田

お酒をまいて土を清める北原香菜子さん=白石町福田

 薩摩琵琶奏者の北原香菜子さん(37)=佐賀市=が28日、白石町福田のタマネギ畑で新型コロナウイルスの影響で出荷できなかったタマネギが土に返れるよう“供養演奏”を行った。

 豊作と新型コロナの影響による需要縮小が重なり、県産タマネギの出荷を見合わせるケースが出ていることに心を痛めた北原さん。供養演奏を思い立ち、知り合いの農家を訪問した。近所の人たちも見守る中、次の作物づくりの養分になるようにタマネギがすき込まれた畑で、「肥前の風よ 肥前の土よ」と、般若心経をベースとした供養曲を演奏した。

 「毎日おいしくいただいて、私の血肉となっているタマネギたちが、自然に返れるよう思いを込めた」と北原さん。農家の女性(65)は「音楽の力で、タマネギたちもきっと癒やされるでしょう」と話した。

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