「コロナ禍、ってどう読むのかな」。新聞の見出しを見て、生徒が記事の感想につづっていた内容に、校長は思わず苦笑いしたそうだ。耳から入っていた「コロナカ」は「コロナ化」と思っていたとも。それで生徒は調べていた。唐津西高で新聞の活用について話している中で聞いた。校長はそういう発想がなかったといい、こちらも驚いた。

 新型コロナウイルスの感染が拡大し、「コロナ禍」は連日紙面に登場する言葉ではあるが、文字が持つイメージでなんとなく伝わっていたのかもしれない。

 「戦禍」「災禍」「水禍」「舌禍」、職業柄あんまり見たくないけれど「筆禍」といった、「-禍」という使い方にならった「新語」である。辞書をくると、「禍」は訓読みで「わざわい」と読む。予期していなかった災難や悪い出来事、不幸などを意味する。

 今まで使われていたわけではない言葉が、あっという間に日常化する。新聞との接触が少ない高校生たちにも浸透していくだろう。いくつか記事の感想を読むと、非常事態の問題意識をしっかりと持ち、なすべきことを考えている様子がうかがえた。近く紙面で紹介する。高校生の思いに触れてほしい。(唐津支社長・辻村圭介)

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