県中学総体の中止を発表した県中体連の島一満会長(左)と山下晃二理事長=佐賀市久保泉町の金泉中

 佐賀県中学校体育連盟(島一満会長)は26日、7月下旬を中心に開催予定だった県中学校総合体育大会(県中学総体)の中止を発表した。新型コロナウイルスの影響で休校が長期化し、夏休みが短縮される可能性や生徒の練習不足などを考慮した。一方、各地区大会は開催を前向きに検討しており、陸上など地区大会が開かれない10競技については代替大会を模索している。

 県中学総体は6月中旬に開幕。7月下旬までに18競技を行い、約5500人が参加する予定だった。中止は1964年に大会が始まって以来初めて。

 中止の理由について県中体連は会見で、(1)授業時間確保のために夏季休業が短縮される可能性がある(2)熱中症に加えて感染症対策が必要となり、負担が大きい(3)十分な準備や練習ができておらず、生徒の健康・安全面が懸念される(4)より多くの生徒が参加する地区大会の日程を考慮し、早期の判断が必要だったことの4点を挙げた。

 島会長は、県大会を中止することで、7月上旬に予定していた各地区大会の日程を後ろにずらせると説明。練習時間の確保や準備に余裕が出て、「(地区大会の)開催の幅が広がる」と述べた。地区大会を主催する各地の中体連からは、開催に前向きな回答を得ているという。代替大会は8月末までの実施を目指し、各競技団体と協議を進めるとした。

 島会長は「中止となってしまい、3年生には申し訳ない気持ちでいっぱい。部活の成果を発表する場は、何とかして設けたい」と話した。

 新型コロナの影響で、8月下旬の全国中学校体育大会と、8月上旬の九州中学校体育大会も既に中止が決まっている。

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