虹の松原上空から薬剤を散布するヘリコプター=ホテル&リゾーツ佐賀唐津の屋上から撮影

 国の特別名勝に指定されている唐津市の虹の松原で26日、林野庁佐賀森林管理署が松くい虫の被害を防ぐため、薬剤をヘリコプターから空中散布した。午前5時ごろから、松原内を通る県道347号線などを通行止めにし、約2時間かけて散布した。

 松くい虫は、松の木に卵を産むカミキリムシの体内に寄生している。5月末は卵がふ化する時期で、カミキリムシを駆除する効果のある薬剤を毎年この時期にまき、松くい虫の広がりを抑えている。森林管理署によると、松くい虫による近年の被害は、18年度が192本、昨年度が146本と低いレベルに抑えられているという。

 ヘリコプター1機で、約143ヘクタールに1ヘクタール当たり30リットル、合計で約4300リットルをまいた。松原全体は208ヘクタールで、住宅地付近など残りのエリアは19~21日にかけて地上散布している。同署は「敷地が広く、空中散布と地上散布を掛け合わせることで効果がある」としている。

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