大型化学消防車と末津勉さん

 飛行機の離発着時、滑走路の前でエンジンをかけて待機している車両がある。空港用大型化学消防車だ。一般の消防車と違って、車体に水タンクと薬液タンクが装備されており、走行しながら放水できるのが大きな特徴。車体下とフロントガラスの下にも水が出る装置があり、地面の火を消しながらの走行もできる。佐賀空港に配備されている3台のうち、一番大きな車両は水8500リットルと薬液600リットルを積載し、消火・救難活動に備える。

 この車内から、今日も飛行機の離発着を見守るのは、末津勉副隊長(46)。「旅客機は世界一安全な乗り物と言われていますが、絶対に事故が起きないとは限りません。万が一の事故に備えて、われわれは日々厳しい訓練に励んでいます」と語る。

 子どもの頃から飛行機や消防車が大好きだった末津副隊長は、この道11年で、乗客乗員の命を守る任務に誇りを持っている。

 佐賀空港をご利用の際は、滑走路前で空の安全を見守る消防車にもご注目いただきたい。(全日警佐賀 佐賀空港消防隊)

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