2020年5月26日 佐賀新聞掲載広告

 

「組合員と一体となりこの難局を乗り越えたい」と語るJA佐賀中央会の金原壽秀会長=佐賀市の県JA会館

 新型コロナウイルスによって県内の農畜産物の消費も大きく落ち込んでいます。出荷が最盛期のタマネギをはじめ、学校給食が停止した牛乳、佐賀牛や花き、メロンなど多岐にわたります。食料に一定の需要はありますが、より嗜好(しこう)品に近い品目への影響が大きいと感じています。

 また、選果場などの生産施設で感染が出たら大ごとなので、細心の注意を払っています。農作業が3密でないのが救いです。

 いま消費拡大に力を入れており、グループでの内部販売をはじめ、直販やウェブなどさまざまなツールを使い、末長く取り組むつもりです。人の動き、物流が止まり、外食の需要もない中、なかなか先が見えず暗中模索という状況ですが、今まで培ってきたブランドや生産基盤をしっかり守りたいと考えています。県民のみなさんにも、県産の農産物の消費にご協力いただけたら幸いです。

 コロナの影響でJAと組合員が接する機会も減っていますが、JAは人と人の関わりを大切に、お互いに助け合い、連帯する組織です。今こそ、この協同組合の理念である相互扶助の精神で、組合員と一体となりこの難局を乗り越えたいと思っています。

 ここ数年、食料に関して世界では保護主義的な動きが目立ち、コロナの影響でその動きは加速しそうです。日本の自給率は37%。農業は一度やめると生産の再開は容易ではありません。今後も国民に安全安心な農畜産物を送り届けられるよう、組合員と手を取り頑張りたいと思います。

 

次回は6月2日付で竹下製菓の竹下真由社長です。

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