厚生労働省は、佐賀県など全国で6月以降に予定していた前期技能検定を中止する。新型コロナウイルスの影響に伴う措置で、代わりの日程について「可能な限り本年度内に実施したい」と説明している。

 県産業人材課によると、県内の中止は機械加工など32職種52作業。6月から9月にかけ、実技試験と学科試験を実施する予定だった。例年の受検者には高校生や農業大学校生もおり、担当者は「検定を受けられないことで就職活動に影響する恐れもあり、状況を注視したい」と話す。

 厚労省は密集など「3密」への対策が求められる中、受検者の間隔を空けるための追加の試験会場確保などが困難な点を中止の理由に挙げた。代替日程は「関係業界団体や都道府県と調整したい」としている。

 技能検定は厚労省が所管する国家資格で130職種あり、合格すると「技能士」となる。各都道府県や職業能力開発協会などが検定を実施し、12月から翌年2月にかけては後期検定の試験がある。

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