カメラとマイクに向かい、教室にいる生徒たちに活動目標などを説明した生徒会の役員=小城市の小城中

教室の電子黒板に映る生徒会役員や議長の顔を見ながら、説明に耳を傾ける生徒たち=小城市の小城中

 小城市の小城中生徒会(514人)は22日、各教室の電子黒板を使って総会を開いた。新型コロナウイルス感染予防のため体育館での集会を取りやめ、役員20人が放送室から電子黒板に映像も流して議事を進めた。各教室の生徒たちは、事前に寄せた質問への回答に耳を傾け、どんな学校にしたいか、自分に何ができるか、それぞれに思いを巡らせた。

 臨時休校のため今月8日に予定していた総会の時期をずらし、中止も含めて検討してきた。書面による採決という案も出たが「先輩の姿を見て役員になろうと決めた生徒たちに、活躍の場をつくってあげたかった」と坂井禎校長。担当教諭らの協力も得て準備を進めてきた。

 本年度の目標などを盛り込んだ議案書を事前に全校生徒に配り、質問を寄せてもらった。総務や生活など専門部の役員たちが、代わる代わるマイクとカメラの前に立って「自然災害に備えて募金活動を計画中」などと活動方針を説明した。採決は、学級委員がクラスごとに拍手の様子を見て、議案書の賛成、反対の欄に印を記入。クラスごとの賛否を集計し、25日に全校生徒に結果を知らせた。

 初めての試みで直接のやりとりもできなかったが、生徒会長の挽地悠仁さん(3年)は学校側の支援に感謝し「無理だと諦めずに挑戦すれば、困難を乗り越えられると思えた」と充実した表情を見せた。

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