施設内の縫製工場を見学する参加者=鳥栖市の麓刑務所

 鳥栖市山浦町にある九州唯一の女子刑務所「麓刑務所」(宮地重光所長、定員302人)で23日、施設見学会があった。事前に申し込んだ約70人が刑務作業の工場などを見て回り、再犯防止の取り組みについて理解を深めた。

 全国にある女子受刑者の収容施設は9カ所で、入所者はこの20年間で2・4倍に増加。収容率が100%を上回る過剰収容や高齢化などが目立っており、麓刑務所は昨年6月から、地域の医療・福祉の専門家の協力を得て、受刑者の処遇改善に向けた国のモデル事業に取り組んでいる。

 説明会では宮地所長が「再犯防止に向けた取り組みを知ってほしい」とあいさつ。担当者からモデル事業などの説明を受けた後、施設内の工場や面会室、食堂などを見て回った。妻と訪れた鳥栖市の男性(68)は「初めて来たが、想像したより明るい感じがした。受刑者の日常の暮らしの厳しさもよく分かった」と話した。

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