佐賀市で配達が始まった政府配布の布マスク=23日午前、佐賀市

 日本郵便は23日、新型コロナウイルス感染防止対策として政府が一般家庭や事業所に配布する布マスクの配達を佐賀県内でも始めた。政府は5月中の配布完了を目指しているが、納入の遅れから今回の配布先は佐賀市内の約9万2千カ所に限られている。他の19市町に届く時期は見通せない。

 午前10時ごろ、佐賀市松原の佐賀中央郵便局では、一般家庭や事業所に配る布マスクを積み込んだバイクが次々と出発していった。同市内の集合住宅に着いた配達員は、感染防止を考慮して住民への手渡しは避け、ポストに届けていた。

 佐賀中央郵便局の山川惣一郎局長(59)は「配達を待っている人もずいぶんいると思う。確実に届くよう努める」と話した。

 日本郵便によると、県内の配達箇所数は約35万カ所あるが、25日までに納入されるのは佐賀北郵便局と合わせ、9万2千セットにとどまる。残る25万8千セットは、納入があり次第配達する。

 布マスクは約466億円をかけ、1カ所につき2枚ずつ配る。県内では福祉施設などに先に届けられていた。一般家庭向けは4月17日に東京都内で配達が始まったが、変色などの不良品が見つかり、未配布分を回収するなど、スケジュールに遅れが出ている。

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