「東与賀農事組合法人」の設立総会に集まった八つの集落営農組織の代表ら=佐賀市東与賀町

 佐賀市東与賀町の八つの集落営農組織が合併、法人化し、「東与賀農事組合法人」を設立することになった。耕作面積は190ヘクタールで、93人で構成する。平たん部でも農家の高齢化、担い手不足が進行する中、広域化で地域農業の維持や効率化を目指す。

 同町内には集落営農組織が10団体ある。今回、新組織に移行するのは、搦、作出・中割、新村、中飯盛、下飯盛、大授三区、北部、南部。中には農家3戸だけの組織もあるなど、いずれも規模が小さく、今後の組織の維持に不安を抱えていた。このため、昨年11月から準備委員会を開き、広域化について話し合ってきた。

 法人登記は6月1日の予定。合併後の耕作面積は、町全体(約千ヘクタール)の約2割を占める。コンバインなど機械の共同利用や農作業の集約化などに取り組み、スケールメリットを生かして事業の効率化を図る。

 5月10日には、佐賀市東与賀農村環境改善センターで設立総会を開催。各営農組織の参加者が集まり、「法人として農業経営を維持し、次の世代へ引き継ごう」と連携を誓った。

 佐賀市内で集落営農組織から法人化した組織としては22番目。八つもの組織が集まる広域化の例は珍しく、佐賀市農業振興課は「平野部でも担い手が減っていく中、これからの農業を考える、一つのモデルケースになる」と期待している。

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