タブレットを手に倉庫内を巡回する担当者。コードが見えるのは穀物の温度を測るセンサー、下は従来のアナログ温度計=佐賀市嘉瀬町、JAさが流通センター

 建設、土木業のJA建設クリエイトさが(竹下眞希社長、本社・佐賀市)は、米麦などを保管する低温倉庫にコンピューターで管理する「新倉庫管理システム」を導入した。倉庫内の温湿度や在庫、支払い事務などをコンピューターで一元管理し、作業の大幅な効率化につなげる。米麦の穀物倉庫は多いが、コンピューターによる管理は九州でもあまりないという。

 同社はJAさがのグループ企業で、JAの委託を受けて米麦大豆やその種子などを保管・管理している。今回システムを導入したのは、佐賀市嘉瀬町のJAさが流通センターの倉庫3棟(約5500平方メートル)と同社本社の2棟(約4200平方メートル)。

 それぞれの倉庫に温度と湿度、管理している穀物の内部の温度を測る計器を複数設置。データは自動でコンピューターに記録される。数値に異常があった場合は、担当者などの携帯にメールで知らせる。

 従来は、担当者が各倉庫に出向いて計器を目視し、観察事項も日報に記録していたが、この業務もオンライン化。温湿度などはタブレットに自動で記録されるため、倉庫の見回り業務時間は従来の半分で済むという。担当者は「倉庫別に何冊もある日報を抱えて巡回していたが、今はタブレット一つ。見える化で業務も把握しやすい」と話す。

 このほか、荷の出し入れなどの在庫管理、請求や支払いなどの事務もオンライン化。月ごとの確認も容易になり、出入荷の間違いなども減ったという。

 システムは佐賀市の佐賀電算センター(宮地大治社長)と共同開発した。費用は約1300万円。

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