新型コロナウイルスの対策本部会議で、感染状況次第で行動を切り替える重要性も強調した山口祥義知事=佐賀県庁

 佐賀県は22日、県内の新型コロナウイルス感染事例を分析した結果を公表し、せきや発熱などの症状が出てから感染が確認されるまでの平均日数は約7日間で、全国平均よりも2日ほど短いと報告した。山口祥義知事は検査や入院措置の状況を踏まえ「早い段階で手を打つことができている」と述べ、感染の拡大や、患者が重症化するリスクを抑えることにつながっているとの認識を示した。

 県内で感染が確認された延べ47人中、県外の2人と再陽性の2人を除いた43人の分析結果を対策本部会議で説明した。発症から感染確認までの平均日数は6・7日で、政府の基本的対処方針に記された3月末までの全国平均9・0日と比べ、2・3日短かった。退院した患者32人の入院期間は平均21・2日で、最長は47日、最短は9日だった。

 県は感染確認後すぐに入院措置を取っている。野田広医療統括監は「佐賀は検査の待ち時間がそれほどない。濃厚接触者らへの検査は、症状がなくても早期に幅広く実施しており、入院までの期間が短くなっている」とした。山口知事は「とても意味がある数字。短くする努力が死者ゼロにもつながる」と述べた。

 障害者や精神疾患がある人への感染症対策の報告もあった。精神疾患がある人が感染した場合、必要に応じて精神科の医師も治療に加わるといったルールを関係機関と共有、専用の病床を確保したことを森満障害福祉課長が説明した。

 新型コロナの影響で中止になった県高校総合体育大会(県総体)の代替大会を巡っては、落合裕二県教育長が「目指す価値のある盛り上がる大会にしたい」と強調した。会議終了後、山口知事も「県民が盛り上がるような大会をつくるため、全面的に共催させてもらう」と大会運営を支援する考えを記者団に示した。

このエントリーをはてなブックマークに追加