運行する車両に愛称を貼り付ける考案者の執行洋子さん(右)と運行するジョイックス交通の小山淳也代表取締役=神埼市脊振町の脊振交流センター

 神埼市は、4月から脊振町内で日中に運行している予約型乗り合いタクシーの愛称を「ふれあいタクシー」に決定した。路線バス廃止に伴ってスタートした「地域の足」に親しみを持ってもらって住民の利用を促すのが狙い。21日、愛称を考案した脊振町の執行洋子さん(71)に感謝状を贈った。

 昭和自動車(唐津市)の路線バス再編で、脊振町を経由して佐賀駅バスセンターと三瀬間を運行する路線バスと、脊振町内の通学バスから撤退し、4月から代替交通の運行がスタート。新たな路線バスと通学用はジャンボタクシー車両などで定時定路線で運行し、通学用は利用が少ない日中の時間帯だけ予約型乗り合いタクシーを導入した。今回は、この日中に運行するデマンドタクシーの愛称を募集し、応募数12件の中から執行さんが採用された。

 支所、公民館、図書館の機能を集めた複合施設として整備を進める「脊振交流センター」で感謝状の贈呈があり、執行さんは「多くの人が利用することで、たくさんのふれあいが生まれてほしい」と願った。普段は自家用車に乗っているが、「(愛称の採用で)愛着が湧いたので、利用してみたい」と話した。

 新型コロナウイルスの影響もあり、4月の「ふれあいタクシー」の利用は6人にとどまった。市の担当者は「移動手段の維持には、積極的な利用が不可欠。周知や啓発を図りたい」としている。

このエントリーをはてなブックマークに追加