白石町今泉に住む溝口功美子さん(63)が、手作りの布マスク約400枚を町に寄贈した。町は新型コロナウイルスの感染防止に向け、町内の小学校などに配布する。
溝口さんは元々裁縫が好きで、自分用や千葉県に住む息子夫婦に向けてマスクを作っていた。子ども用のマスクの購入が難しい状況を知り、町内の子ども向けにマスクを作ろうと、キャラクターなどの柄が入った生地を使い、2週間かけて製作。14日に町に寄贈した。
溝口さんは「夜中まで起きて作ったこともあった。病気がうつらないようにするのが一番だが、いつかマスクを使わない普通の日が来れば」と話している。町は町内の保育園・幼稚園の年長児と小学1年の児童に1枚ずつ配布する。