新たに開発したフィルタマスクやフィルタシートを手にするヤマシンフィルタの担当者=三養基郡上峰町の同社佐賀事業所

新たに開発したフィルタマスク(上)と、布マスクに挟んで使うフィルタシート

 佐賀県三養基郡上峰町に工場があるフィルタ専門メーカー、ヤマシンフィルタ(本社・横浜市)は、ろ過用フィルタとして独自開発した特殊素材を使ったマスクや、布マスクなどに挟んで使うフィルタシートを開発した。ウイルスなど異物の高捕集率と性能の持続性が特徴。洗濯も可能で、5回程度、繰り返し使える。

 高いろ過精度を要求される建設機械用油圧フィルタで世界トップシェアを誇る同社が、「マスク不足の今、社会貢献したい」とノウハウを生かした。髪の毛の75分の1の細さの「ナノファイバー」を3次元の立体構造とすることで、ウイルスなどの異物を捕集する。

 医療機関などで高性能マスクが不足している現状を受け、5月から上峰町の工場で本格生産を始めている。生産可能枚数は月に180万枚。

 フィルタマスクは5枚入り825円、50枚入り7425円。フィルタシートは30枚1078円(すべて税込み)で、同社のホームページから購入できる。

 久保伴博執行役員生産本部長(41)は「効果について議論がある布マスクに頼らざるを得ない人もいる。フィルタシートを併用して使うなどして少しでも安心につながれば」と話す。問い合わせは同社経営企画室、電話045(680)1681。

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