ものづくり日本大賞で優秀賞を受賞した九州精密工業とケイエスケイツールの社員ら

 ものづくりの第一線で活躍する個人やグループを顕彰する「第8回ものづくり日本大賞」(経済産業省など主催)で、歯切り工具専門メーカーの九州精密工業(佐賀市、福田裕志社長)とグループ会社のケイエスケイツール(同)が優秀賞に輝いた。

 電気自動車やロボット産業の成長が見込まれる中、高い歯車加工技術を実現し、業界のニーズに応えている点が評価された。

 受賞したのは「次世代の歯車加工 高効率生産のためのパワースカイビング専用工具の開発」。歯車を加工する切削工具を解析するプログラムを独自に開発したことで、これまでできなかった形状設計や歯形の完成シミュレーションができるようになった。

 また、この技術は小型歯車(直径0・5ミリ)にも対応しており、ロボットの指関節などのなめらかな動きに貢献する歯車が、これまでより短時間、低コスト、高精度で加工生産できるという。

 工具は20~40代の若手社員7人が連携して開発した。福田健一会長(82)は「約10年かけてここまで精度を上げてきた。ものづくりに終わりはなく、さらなる高みを目指したい」と語る。

 ものづくり日本大賞は、2005年から隔年開催。今回は全国から308件の応募があり、45件が受賞した。県内ではこのほか、九州管内から選ばれる九州経済産業局長賞を中山鉄工所(武雄市、中山弘志社長)の「インダストリアルIoT機能を搭載した電動自走式クラッシャDendoman NE200Jの開発」が受賞した。

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