GW中、食卓にアサリのみそ汁が出た。船で漁港を出発、潮が引いた後に船を下り、海の真ん中で貝を探す有明海ならではの観光潮干狩りの記憶がよみがえる。アサリはみそ汁やすまし汁もいいが、バター焼きや酒蒸しもうまい。洋風なら、パスタのボンゴレも美味。そういえば2年前の初夏、22年ぶりに漁獲されたアゲマキのバター焼きを食べた。おいしかったなあ。そんなことを思い出しながら、外食が減ったことに改めて気がついた◆誰にでも、ひいきの店や、なくなってほしくない飲食店があるだろう。早い、うまい、安いだけでありがたいが、これにこまやかな心配りがあれば、毎日でも利用したくなる◆緊急事態宣言が解除され、少しずつ日常が戻ってきた。それでも、飲食店をはじめ、商売をしている人たちは「お客さんは戻ってきてくれるか」と心配だろう◆きょう20日は、草木が生い茂り、万物の気が大地に満ちる「小満」。桜の葉の緑が深みを増し、佐賀平野の麦秋もきれいだ。暑さが増し、ビアガーデンも待ち遠しくなってきた。新タマネギもおいしいし、初ガツオも今の時期。食べたい物が頭の中を駆け巡る◆消費してお金を回さないと経済は好転しない。そんな理屈を言い訳に、久しぶりに「ひいきの店」に顔を出せたらと思った。もちろん、マスクを忘れずに。(義)

下記のボタンを押すと、AIが読み上げる有明抄を聞くことができます。

このエントリーをはてなブックマークに追加