米を贈った「くらしのサポートまかせんしゃいたけお」の山田信行さん(右)と、提供を受けた「スマイルキッズ」の福島めぐみさん=武雄市の佐賀新聞武内若木販売店

 高齢者らの暮らしを支える民間団体「くらしのサポートまかせんしゃいたけお」(武雄市)が、ひとり親家庭などを支援する複数の団体に米を贈っている。新型コロナウイルスの影響で困窮する子育て世帯を中心に宅食支援の需要が広がっており、支える現場では食材確保に頭を悩ませていた。「くらしのサポート」は4月からこれまでに米約500キロを集めて順次、寄贈している。

 「コロナ禍で生活に困っている家庭の報道に心を痛めていた」と話す代表の山田信行さん(64)は、佐賀新聞販売店も営んでいる。新聞に折り込むチラシで「保有米に余裕のある人は提供を」と呼び掛けたところ、15日までに新聞購読者らから約500キロの米が寄せられた。

 ひとり親家庭などをサポートしている「スマイルキッズ」(佐賀市、福島めぐみ代表)へ4月に100キロ、今月16日には210キロを贈った。スマイルキッズでは、ひとり親家庭や困窮する家庭に食材や生活物資を届けているが、この1カ月で対象家庭が10世帯ほど増えた。福島さんは「米の需要は多いけれど、支援先の急増で資金もなく、事業が立ちゆかなくなるところだった」と胸をなで下ろす。受け取った米は佐賀市内外の約40世帯に届ける。

 「くらしのサポート」は、子どもの居場所づくりを進める「よりみちステーション」(武雄市)などにも米を寄贈している。山田さんは購読者の善意に謝意を示しつつ「子どもたちは保護者の子であり、社会の子。ちょっとしたアイデアと行動で、みんなで支えていきたい」と笑みを浮かべる。

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