白仁田浩司署長(右)から感謝状を受け取る池田隆嗣局長=佐賀市の佐賀南署

 ニセ電話詐欺被害を防いだとして、佐賀南署(白仁田浩司署長)は18日、佐賀市嘉瀬町の佐賀嘉瀬郵便局の池田隆嗣局長(48)に署長感謝状を贈った。池田さんは「高齢者の大切なお金を守ることができた」と喜んだ。

 4月23日、近くに住む90代女性が郵便局を訪れ、おいから「今日中に250万円が必要。必ず返すから貸してほしい」と言われたと出金を求めてきた。不審に思い、おいと一緒に来るよう説得。詐欺と分かり、翌24日に女性から感謝されたという。

 池田さんは「お金を引き出すことを止めるのは勇気が必要だが、“最後のとりで”と思って被害者を出さないようにしたい」と話した。白仁田署長は「積極的な声掛けや直感で説得してもらった」と感謝した。

 県警生活安全企画課によると、4月末までのニセ電話詐欺被害の認知件数は12件(前年同期比7件増)、被害額は約1180万円(同870万円増)。

 県内では、新型コロナウイルスに乗じた詐欺被害は確認されていないが、複数の署に相談が寄せられている。県警は、19日開会の臨時県議会に提出する補正予算案に、未然防止を啓発するチラシ制作費など1154万円を計上している。

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