朝早くから約200個の弁当を準備するメンバーたち=唐津市の佐志公民館

弁当などを受け取る家族連れ。公民館前には長い列ができた=唐津市の佐志公民館

 多世代の居場所づくりに取り組む唐津市の地域食堂「佐志食堂」は16日、100円弁当の販売で活動を再開した。用意していた204個の弁当は20分余りで完売し、中心メンバーの深川美保さん(56)は「学校による周知などの協力があった。地域の支えのおかげで広がっている」と話す。食堂再開のめどが付くまでは弁当販売で活動を継続する。

 通常は大人300円、中学生以下の子どもは無料で、毎月第3土曜日に佐志公民館で食堂を開いている。3、4月は新型コロナウイルスの影響で中止した。フードバンクさがや個人から寄付された食材を活用しようと、今月は弁当づくりに取り組んだ。

 16日はシューマイや唐揚げなどの幕の内弁当を100円で提供した。販売開始の午前10時前から子ども連れなどで長い列ができ、すぐに売り切れた。佐志小5年の清水蒼空(そら)君は「カツ丼とか、いつもおなかいっぱい食べてる。今日も楽しみだった」。祖母の美枝(よしえ)さん(66)は「『ボランティアでしよらす』と聞いて買いに来た。食べ盛りなので助かる」と話した。次回は6月20日に同公民館で販売する。

 佐志食堂は、佐志校区社会福祉協議会の助成金などを受けながら、食生活改善推進協議会佐志支部などのメンバーが運営。毎月約200食を用意し、部活帰りの子どもや1人暮らしのお年寄りなどが訪れている。

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