高濃度アルコール(中央)を小城市などに贈った天山酒造の七田謙介社長=市役所

 佐賀県小城市の天山酒造は13日、高濃度のアルコール900本(1本500ミリリットル)を市に贈った。新型コロナウイルスの影響で入手困難な状況が続いている消毒液の代用品として、市内約100カ所の福祉施設などで使用される。

 醸造用アルコールを水で薄めたもので、アルコール度数は75%。消毒液の不足を補うため、厚生労働省が高濃度アルコールの代用を特例で認めたことを受け、2300本を造った。

 市内の2病院にもそれぞれ150本を提供し、残りは同社や県内の酒店で販売する。価格は1本850円(税別)で、飲用はできない。引火しやすいため使用には注意が必要という。

 同社は日本酒や焼酎を手掛けているが、飲食店の休業などで4月の出荷量は前年の半分に落ち込んだ。七田謙介社長は「早く酒を造って届けたい。そのためにも最前線で対応に当たっている人たちを支えたい」と話した。

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