建設中の九州新幹線長崎ルートの高架。写真左上が嬉野温泉駅方向で、写真右下が武雄温泉駅方向=2019年6月、武雄市武雄町(高度約150メートルからドローンで空撮)

 九州新幹線長崎ルートの未着工区間(新鳥栖―武雄温泉)の整備方式を巡り、佐賀県の山口祥義知事は15日、国土交通省の水嶋智鉄道局長との13日の電話会談で、整備方式の「幅広い協議」に関する確認作業はあくまで両者の事務方で進める考えを伝えたことを明らかにした。記者団の質問に答えた。

 水嶋局長からは「私自らが知事と直接、話をさせてほしい」との意向が示されたという。山口知事は「幅広い協議」に入る前提になる確認作業は事務方同士で進める約束だとして「県の担当部長と国交省の事務方で、報道機関を入れた中で議論をさせていただく」と答えたことを明かした。

 国交省は3月、県が作成した確認文書案を修正し、県に返している。山口知事は「修正の意味が分からなかった。その説明を聞くことが次のステップだと(水嶋局長に)申し上げた」とやりとりを説明した。

 山口知事は「私の頭の中は今、新型コロナウイルス対策でいっぱい。県境の往来をどうするか考える中で、新幹線で都市をつなぐとか、大阪まで直行するとかを議論する状況ではなく、コロナ対策に全力で当たらせてもらいたいという話をした」と振り返った。

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