全国の新聞社と共同通信社の合同サイトである「47NEWS」に成り済ました偽サイトが存在することが14日、分かった。岩手日報社や秋田魁新報社、福島民報社、京都新聞社、日本医師会、プロ野球中日も同日、偽サイトを確認したと発表した。佐賀新聞社も偽サイトを確認し、ウェブサイトで注意を呼び掛けた。

 47NEWSの偽サイトには参加新聞社や共同通信の記事が無断で転載されていた。写真は転載されていなかった。

 47NEWSを運営する全国新聞ネットは、この偽サイトにサーバーを提供しているクラウドサービス会社に対し、不正利用を通報する予定だ。

 偽サイトのURLは47NEWSのものとは異なっている。全国新聞ネットは47NEWSのサイト上で利用者に注意喚起した。

 最近、国内の公的機関や自治体、新聞社などで同様に偽サイトが多く確認されている。内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)も13日、注意を呼び掛けた。

 情報セキュリティー企業マクニカネットワークス(横浜市)の政本憲蔵さんによると、偽サイトは2月ごろから確認され、日本の組織だけでなく海外のサイトでも見つかった。本物とそっくりで判別は難しいが、ドメインの末尾が「.tk」「.ga」「.nl」など海外で使われるものが多かった。日本の正規サイトでは末尾が「.jp」の場合が多く、確認してから接続する必要があるとしている。

 政本さんは「目的は不明だが、犯人が何らかのサイバー攻撃の準備をしている恐れもある」としている。【共同】

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