部活動が約1カ月ぶりに再開され、全体で稽古に励む三養基高の剣道部員たち=14日午後、三養基郡みやき町の同校(撮影・志垣直哉)

 佐賀県立学校の休校解除に合わせて部活動も再開され、高校のグラウンドや体育館には14日、約1カ月ぶりに生徒たちの声が響いた。ただ、新型コロナウイルスの感染予防のために県総体の中止が決まり、野球も夏の大会開催が不透明な状況とあって、3年生は複雑な思いものぞかせた。

 三養基高剣道部では、練習前に八坂嘉博監督が部員たちを集め、呼び掛けた。「県総体の中止はショックだが、やってきたことは必ず実を結ぶ。下を向かずに一緒に頑張ろう」

 3年生部員は例年、総体後に大半が引退するが、大会が中止になっても1学期いっぱいは競技を続けることを決めた。昨年の全国総体で個人3位に輝いた3年の古川寛華さん(17)は「これまで共に練習に励んできた仲間と、力を出し切りたかった」。

 休校期間中も、テレビ会議アプリを使って画面越しに“合同練習”をしていた佐賀西高野球部。グラウンドでの久々の再会に、3年の服巻智典さん(17)は「ボールを使った練習は一人じゃできないから楽しい。部活ができるだけで幸せ」と声を弾ませた。

 県総体の中止を受け、野球も夏の大会が開かれるのか、部員の不安は広がっている。服巻さんは「みんなで声を掛けて盛り上げていきたい。大会があると信じてやるしかない」と語った。

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