現地で行われた贈呈式。後ろが中山鉄工所が贈った災害対応機器「ソーラーWiFiステーション」(同社提供)

 破砕機などを製造する武雄市の中山鉄工所(中山弘志社長)が、同社が開発した災害対応機器「ソーラーWiFiステーション」1基をインドネシアの赤十字社に贈った。太陽光で発電・蓄電ができ、携帯電話への充電や無線による情報通信などが可能になる。同社でインターンシップなどを経験した現地のバンドン工科大の学生や卒業生らが機器の運用やメンテナンス面で協力し、有効活用を図っていく。

 同社は2014年以降、インドネシアからインターンシップ生らを受け入れ、現在も4人が在籍している。同社は10年ほど前から太陽光発電などものを動かすエネルギーと組み合わせた製品開発に力を入れ、昨年3月には東京ビッグサイトで開かれた展示会にソーラーWiFiステーションも出展。インターンシップ生らの受け入れを縁に、地震や津波など災害が多発しているインドネシアに日本赤十字社を通じて贈ることにした。

 機器は約200万円相当で、災害時も機能できるよう太陽光で発電、蓄電ができ、自ら発電した電力を使って無線による情報通信も可能になる。

 2月末に現地で贈呈式があり、ソーラーWiFiステーションを使ってインターネット電話をつなぎ、中山社長も武雄市から参加した。中山社長は「継続的に使って問題点や課題を発見していただき、より役立つ機器にしていければ」とあいさつ。インドネシア赤十字社の代表者は「災害対応能力が高まるだけでなく、スタッフの技能向上にもつながる」と謝辞を述べた。

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