水揚げしたテングサを船に積む山下ハルコさん=唐津市肥前町の大浦浜漁港近く(撮影・米倉義房)

 唐津市肥前町の大浦浜漁港で、ところてんや寒天の原料になる海藻「テングサ」の漁が始まり、初夏の訪れを感じさせている。

 漁は11日から解禁されており、赤紫と黄色に染まったテングサを熊手のような道具を使ってかき上げた。水洗いをした後、天日干しで乾燥させて出荷する。

 関係者によると、今年は海水温が高かったため、生育が不十分で不漁になっているという。

 50年ほどテングサ漁をしている肥前町大浦の山下ハルコさん(75)は「例年なら1キロ2千円ほどになる。今年は今までにないほど採れていない」と説明する。地元では自家製のところてんを盆に食べる習わしもあるといい、漁は続ける。「市販のものとは違って、ぷりんぷりんになる」と話す。

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