佐賀共栄銀行(佐賀市、二宮洋二頭取)が12日発表した2020年3月期決算(非連結)は、売上高に当たる経常収益が前期比6・2%増の58億9600万円、経常利益が75・6%減の9800万円だった。増収は2期ぶりで、減益は2期連続。純利益は89・4%増の4億8500万円。

 貸出金利息などが増えて増収となったものの、新型コロナウイルスの影響で保有する株式や不動産投資信託(REIT)の価格が下落して売却損が増加した。一方、福岡支店の売却による特別利益を計上し、純利益は前期比で2億2900万円増えた。

 自己資本比率(単体)は0・29ポイント上昇し8・42%。不良債権比率は2・56%で0・09ポイント低下した。預金平均残高は2363億9600万円、貸出金平均残高は1819億7300万円。1株当たりの年間配当金は7円。

 二宮頭取は「貸出金利息の増加や人件費の抑制で、本業のもうけを表すコア業務純益はプラスとなった」と強調。21年3月期の予想については新型コロナの影響で「合理的な予想が困難」として公表しなかった。

 国や県が実施している実質無金利の融資制度の影響で、貸出金の利息収入が減る可能性があるとし、倒産などによる不良債権の増加や、有価証券のリスク肥大化を今後の懸念材料に挙げた。

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