高知県での全国高校総合文化祭(こうち総文)がインターネットで開かれることが発表された12日、昨年夏に「さが総文」を開いた佐賀県内の高校生からは戸惑いの声が聞かれた。

 有田工業定時制4年で新聞部の池田紘菜子さんは「これは総文祭だろうか」と率直な思いを口にする。

 新聞部門では生徒が開催県を歩き、歴史や文化を取材して新聞を作る。池田さんはさが総文で西松浦郡有田町を案内し、佐賀の魅力を伝えた。「総文祭は地元の人と会い、全国の高校生と仲良くなる交流がメイン。SNSやテレビ電話を駆使して、やれるところまでやるとしても、やっぱり寂しい」。こう話し、数年がかりで準備を進めてきた高知の高校生らを思いやる。

 囲碁などの部門は、こうち総文に向けた佐賀県予選が延期になっている。

 早稲田佐賀3年の古川恭正さんは昨年12月に囲碁の九州大会で優勝し、県代表入りを有力視されている。新型コロナウイルスの感染予防で集まる形ではなくなったことに「仕方がない」と理解を示す一方、「高校最後の大会。ネット対戦であっても、やってくれたらうれしい」と望みをつないでいる。

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