高知県で夏に予定されている全国高校総合文化祭(総文祭)について、文化庁や全国高校文化連盟などがインターネットを活用して生徒を集めずに開催する方針を固めたことが11日、分かった。12日に発表する。新型コロナウイルス感染拡大防止のため。ネットを通じたパフォーマンスの披露や作品だけを事前に送ってもらうなど具体的な開催形式を今後詰める。

 総文祭は演劇や書道といった部門ごとに全国の高校生が集まり「文化部のインターハイ」とも呼ばれる。今年のインターハイ(全国高校総合体育大会)は既に史上初の中止が決まったが、総文祭は参加者同士が接触しない形で行うことが可能として開催に踏み切る。

 詳細は今後、文化庁と連盟、県が調整する。書道や美術・工芸などの部門は生徒が作品を送って審査員が現地で審査する方式を検討しているが、作品写真のネット掲載にとどめる可能性もある。演劇や合唱、吹奏楽はネット経由で発表機会を確保できないか模索する。

 今年の総文祭は7月31日~8月6日に高知県内の各会場で競技会や研修会、交流会などを開く予定で約2万人の参加を見込んでいた。

 佐賀県高校文化連盟の担当者は正式発表前で戸惑いつつ「例年通りの開催は難しいだろう」と推し量る。10月に予定している県総文祭は今後の情勢や他県の対応も見ながら検討していくという。 【共同通信】

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